さて日本リーグの試合が全て終了し、プロフットボールも残すはオールスター戦と決勝戦のスーパーボウルを残すのみとなりましたねー。日米とも今年度もとても楽しませてくれました。
少し間が開いてしまいましたが、前回の渡米インプレッションの続きを書きたいと思います。
外食産業のチェックは外で食事する度に出来るのですが、フットボールの事はいくらアメリカでもそこら中で試合や練習をしているわけではありません。しかも高校生大学生はそろそろリーグ戦が終わっている時期ですので、プレーオフやチャンピオンシップがわずかに残されているだけでした。
調べると中村家の別荘の周りにも多くの高校があるようですが、フットボールチームの練習スケジュールについては調査できません。そんなものを公開していないのか、中村ファミリーの検索能力が低いのかはわかりませんが、とにかくいくつかの試合開催情報だけはキャッチできました。
金曜の夜、車で30分も行けば到着です。試合前の練習なども見ておきたいのでキックオフ90分前に到着。フットボールスタジアム横の駐車場は混んでいて大行列になっています。さすが決勝戦。ご近所さんが家族でワイワイガヤガヤと車から降りてスタジアムの方に歩いて行く集団について行きました。
入場料は大人10ドル。「ゲートを過ぎれば再入場は出来ません」と告げられ、そのあとに「試合開始が遅れるけど君らはもう入るのか?」と聞かれました。なんじゃそら?とTwitterで確認すると相手チームのバスが途中で事故したか巻き込まれたかでキックオフが60分遅くなる。なんて書いてあります。
カリフォルニアと言えど間も無く冬を迎えようとしている時期な上にそれほど厚着してきていない僕ら父娘は迷いましたが辺りを見渡してもレストランやデパートなどの屋内施設は無いようですし、そのまま進みました。観客席には我々同様、既に陣取っている人たちで半分ほどは埋まっています。
お金もロクに持って来ていなかったので、売店はあるのですが何も買えずジーっと客席で待つこと60分。ホーム側チームの一部分であろう少人数がフィールドに入って来てウォームアップを始めました。ああいよいよかと、思っているこの時点であと30分でキックオフです。そこで放送が入ります。「会場のみんなー!キックオフはあと90分後になったぜー!よろしく!」みたいな事を言ってます。こんなけ待って今更挫けるわけにも行かずまたまたジーっと待つ事60分。おいおい。キックオフ30分前になっても相手チーム来てないがな。またここから待たされるに違いない。しかしナケナシの入場料を払ってますし、試合を見ずに帰るわけにも行きません。
昔アメフトで鍛えた根性をフルに発揮し、なんとか試合を観戦しました。付き合わされた次女(21歳)は寒さで家に帰りたい病を発症していましたが気にせず観戦する父でした。
高校フットボールにどのようなお客さんが来ているのかはご想像の通りご父兄とクラスメート、といった感じでいわゆるチーム関係者の知人とその周り。といった所でしょう。活躍する選手にキャーキャー言ってる女子高生グループに、お父ちゃんお母ちゃん、満席になっているキャパ推定2000名ほどの小さなスタジアムで週末の夜をとても楽しそうに過ごしておられました。無理に連れてこられているグループも居らず、プレーに対する歓声のリアクションも素早く熱心で、僕のような超のつくフットボールマニアと同じ眼で見ているのがアリアリと理解できました。アメリカ文化、すごいです。
次女が通っている大学のチーム練習には何度か見学に行きました。僕にはTシャツやその他グッズを販売しているような母校がありません。ですから知人フットボール選手や関係者(元も含め)らの母校愛が理解できていませんでした。毎年1月に開催される「40歳以上のフラッグフットボール大学対抗戦 ハドルボウル」には母校愛に溢れたオッチャン達が集まる大同窓会にも大会を盛り上げる係の特別ゲストチームとして招いて頂いておりましたが、深い部分の母校愛を理解できませんでした。尚且つそれらをとても羨ましく思っていました。
しかーし!!娘が通う大学。すなわち僕が殆どの費用を払っているわけで、まるで自分の大学のような気持ちになっているわけです!だから憧れの「マイ大学グッズ」もバーゲン品ですが幾つか買いました。関係者になってそのウェアを着る。このジワーっとくる喜びは大きな大きなトロフィーやキラキラ光る立派な優勝リングとはまた違う種類の嬉しさです。
長女は既に大学を出てしまっており、この「マイ大学感」を1度も味わう事が出来なかったので、無理に渡米して来てとても良かったなと感じたのでした。
この大学のフットボールチームでヘッドコーチをされているのは富士通で活躍したWRブラッドブレナン氏のお兄様で、ライズのアドバイザーであるDavid Powroznikさんに連絡を取ってもらい、練習の事など色々と伺う事ができました。数日後に控えたホームで行われるリーグ最終戦のチケットまで用意していただきとても親切にして頂きました。
ブレナンコーチ、ありがとうございました!
