いまさらではございますが今年初ですので念の為新年のご挨拶をさせて頂きます。「皆様明けましておめでとうございます。また今年もよろしくお願い致します。」
ついこの間、大きな大会でも重要な試合でもありませんが、久しぶりに全身防具をつけて試合に出場してきました。自陣からランプレーでボールを託され、昔取った杵柄で意気揚々と中央突破を試みました。勢いよく密集に飛び込んだら自軍ラインマンらのナイスブロックで大きな道ができ、エンドゾーンまで独走を目指して加速!加速!!が必要なのですが足が全然動かないし回転しないんです。気持ちだけが前に進んでいいましたが僕の鈍足ぶりに半笑いの顔見知りディフェンダーらが余裕で僕にタックルを浴びせ敢えなく撃沈。久しぶりの独走タッチダウンは出来ず仕舞いでした。
という夢を頻繁に見るここ最近の僕は今年から心機一転、新しい2つの社会人チームでランニングバックの指導をしています。ひとつは「電通キャタピラーズ」でもうひとつは「IBMビッグブルー」です。社会人協会のルールで両方のチームへ登録は現段階だと出来ないそうです。(2024年の理事会で選手以外は緩和が決定しました)
この両チームに共通することは、過去に指導したことがある選手が所属している事なのです。今までは少し指導してそのまま放置の放ったらかしで、一旦上手くなった選手も僕から離れて下手くそに戻っていくという哀しい事故が何件も起こっていたのですが、今回はそのアフターケアに取り掛かるという寸法です。僕にとって新しいチャレンジです。
「IBM」に関しては、短期間ですが5年ほど前に所属していた事のあるチームです。当時は若手だったホケツ君も今やベテランでエースになっています。他にも、学生時代に関わった事がある選手、タモン式短期講習の常連さんなど、ランニングバックユニット内は大半がお互いをよく知る同志なので初日から挨拶も無しで普通にビシビシやる事が出来ました。
大学時代はエース格でチームを牽引してきたスーパースターな彼らも年月が経ち年間試合経験数が減少し、ついでに筋肉や体力も減少しているのに戦いの場は日本最高レベルとなり、対戦相手のレベルが学生時代とは全く違います。大きな期待をするのはもしかしたら気の毒なのかもしれませんが、まあせめて今年中には集中力や責任感くらいは学生の頃のレベルには戻してもらおうと思っています。気持ちを入れ替え真剣に取り組めば体力面はスグに戻るでしょう。彼らはチームとしても個人としても日本タイトルを狙っているでしょうから多少の無理はしてもらう必要があります。まずは会社を辞めてフットボールだけに打ち込みなさい。と言ったらマジに受け取ってビビってました。冗談ですよ。仕事とアメフトは両立してください。
「電通」は僕が本格的にコーチ活動を始めてから初の「トップリーグでないチーム」となります。リーグの構成をよく理解していなかったので、しっかりと再勉強したところ今年度中には日本一になる為の試合「ジャパンエックスボウル」に出場出来ないが、強ければ来年には行ける1ランク下の「エリアリーグ」というディビジョンですね。目標の立て方や、困難を乗り越えるモチベーションの在処など、僕が知らない事だらけなのでこちらは地道にチームの皆さんを観察して勉強しています。
そしてこちらにも約1名ですが学生時代に3年間指導した選手が所属しており僕の入団が噂された時には「冗談じゃねーよなんで多聞がウチに来るんだよ!」となっていたようですが、チームからのご依頼なので「君は黙っとれ。仕方ない。諦めなさい」となりました。本当に気の毒ではありますが学生時代の指導とは少し違う感じに安心したようで「また頑張ろうと思います!」と言ってくれて安心しました。でも優しいのは今だけかもねー。
ここ数年は社会人チームと学生チームを掛け持ったコーチ三昧で週7日朝から晩まで費やしてきましたので、社会人チームだけになった今年はずいぶんと自由な時間が生まれました。23年目となる僕の生業である飲食店業「ゴリゴリバーガー」の経営や、スタッフとして店舗に立つ事も増えました。来店されるお客様と関わる時間を毎日とても楽しんでいます。
度重なる政府から発令される時短営業や、今回はアルコール販売禁止など先が見えない部分に不安はありますが、ここはとにかく楽しい事を考えて毎日を過ごしています。飲食店の我々が仕事終了後に食事する場所が無くなっているのがとても生活しづらい部分ではありますが、コロナが収まることを願ってまだまだしばらくは我慢の生活をしていくしかないですもんね。
今回はこのくらいで。
またこれからも書いていきますのでよろしくお願いします。