甲子園ボウルが終わり、翌週はノジマ相模原ライズの入替戦でした。これまでのフットボール人生で、大きなボウルゲームには何度も参加した事がありましたが、そんなボウルゲームもよく考えると結果次第で翌年のフィールドが変わるというわけではなく単に「勝った」「負けた」だけのハナシです。NFLのスーパーボウルなら優勝した翌年からの待遇や給与に名誉などは大きく変化するかもしれませんが日本では大方が「関係者と自分だけの喜び」です。負けても同様に「関係者と自分だけの悲しみ」です。
しかし!入替戦は違います。このゲームの出来で来年度の自分たちが戦う場所が大きく変わってしまうという恐怖。社会人チームに限らず学生リーグでも、下のリーグに下がってしまうと入部者が少なくなったり、辞める人が増えたり、色々なサポートが弱くなったりするかもしれません。この恐怖は体験した事が無かったので、これまで参加した試合で最も心臓に悪い時間でした。
しかも相手は日本一経験のある古豪「アサヒビールシルバースター」な上に、今年度はアメリカ人選手をしっかりと機能させ勝ち抜いて来られているわけで、あの強くて強くてどうしようもないシルバースターをイメージするだけでイヤーな気持ちになりながら、数週間あった練習期間を過ごしました。どのチームも同じでしょうが、シーズン終盤ですのでゲームメンバーには大小ありますが負傷者も増え台所事情は大変です。
試合の日はノジマ相模原ライズの面々も今シーズンで一番のまとまりと集中力がみなぎる良い状態と感じました。僕も負けたらどないしょ負けたらどないしょとオロオロしながらも、担当するランニングバックらが張り切って力をハッキしてもらう事に集中しました。出場した3名のランニングバックらはそれぞれタッチダウンしたりとまずまずの活躍を見せ、皆様ご存知のようにギリギリ何とか逃げ切ることに成功しました。こんな経験は2度としたく無いですね。上に上がれるかもしれない入替戦に出たことはありましたがコレは参りました。
チャンピオンシップゲームに出場が決まった時の喜びと同じだね!なんて試合後に須永ヘッドコーチらと話していました。笑ってそんな事が言えて本当に良かったです。心の底から安堵しました。
コレでノジマ相模原ライズの2019年シーズンは終わりました。応援くださった皆さんとてもありがとう御座いました。皆さんのような熱心なファンと一緒に戦えて、選手らはとても幸せだと思います。引き続き来年度も優勝目指して全力疾走して参りますのでどうぞご期待くださいね。
と、いった具合に所属チームのシーズンが終わりオフ期に入りました。この時期になると毎年恒例の「タモン式短期レッスン」が東京は勿論、関西やその他の地域を含め数回開催されます。タモン式ランニングバック養成所は屋号の通りランニングバックの戦闘力を高め、総合力を上げていくサポートを独自のノウハウで運営しておりますが、この短期プログラムで普段の所属チームで指導している事をそっくりそのまま短縮凝縮しご紹介しております。
ただ、タモン式ランニングバック養成所の指導要項は、僕がコレまで日本やアメリカ、ヨーロッパで見て聞いて体験してきた事を全て融合し、現代の日本人向けに噛み砕いて調整してあります。指導の最終目標は「総合力アップ」であり、試合を支配出来るランニングバックになる事を目指しています。
指導内容としては細部まで非常にきめ細かく選手と僕がお互いに時間をかけてじっくりと進めていきます。アメリカンフットボールの現場では非常に珍しい指導方法だと思いますが、プレーする選手の一挙手一投足を徹底的に観察し、多くの言葉を交わし「やってはいけない事」と「やらなくてはいけない事」を少しずつマスターしていきます。
しかしここから先どこまで伸びるかは選手本人の才能にかかっています。学ぶのが上手い才能、困難を乗り越えられる才能、高い理解力を持っている才能、地力が凄いという才能、大きく早く強いといった才能、指導者に可愛いがられる才能、などなどとにかくトップに登るには多くの才能が必要になってきます。そして絶対に成し遂げてやろうという溢れ出たモチベーションを持っていなければなりません。
しかし、全ての人がリーグのトップを目指している訳ではなく、とにかく今より少し上手くなりたい。という謙虚な望みを抱いているのも事実です。ですから今回のタモン式短期講座では、普段の指導で大切にしている事などをたくさん提供し、それについての疑問や質問をレッスン開始前に参加者の皆さんとお話しする時間を設けました。
お話しするのはもちろん僕が中心ですが、今回はスーパーゲストとしてタモン式で指導を受けた経験のある方々に特別講師としておいで頂くことになりました。練習や試合でどんな事を言われるのか? ランニングバックとして大切な事はなんなのか? セーフティとの対決で必勝方法は? ベンチプレスって本当に必要なの? などなど選手や指導者の皆さんが常日頃疑問に思っておられる事を少しでも解消できればと思います。
今週はタモン式体験講座として短縮した形式で行います。京都会場には早稲田大学コーチの元山伊織氏、京都大学の植木宏太郎選手をはじめとした精鋭部隊、東京会場ではノジマ相模原ライズの東松瑛介選手、タモン式RB養成所師範代でもあり早稲田大学ディフェンスコーディネーター櫻井大祐氏、早稲田大学ランニングバック精鋭部隊、といった皆様のご協力で有意義な時間にしていきたいと計画しております。
会場はまだ人数に余裕があると聞いておりますので是非お問い合わせ頂きご参加ください!
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