今年のシーズンはめっちゃオモロいですね!今週は関東学生TOP8のお話を。どちらが勝つかわからないゲームが増えておりハイクオリティな内容もファン目線の僕はとても楽しく観戦しています。
先日のコラムで多くの反響を頂戴した「審判には丁寧にボールを返そう」ですが「随分多くの選手、特に学生さんが審判にボールをぶん投げ返却をしなくなっているよ」とお店に来てくださった審判の方が仰っていました。「ただね、遠くからでも投げずに持ってくるので時間かかっちゃうのがね~」とのご意見も。なので、審判団には敬意を払いつつもその時にフィットした返却方法でやっていきましょう!因みにですが、僕は選手時代殆どの場合審判に返したりせず地面にボールを置いていました。
まだタッチダウンすることに慣れていない学生時代、エンドゾーン内でボールをどうしたら良いかわからず下にポトンと落としたら後ろから来ていた敵選手の足に当たってしまいどこかへ飛んでいってしまい僕がNFLっぽくボールを叩きつけた。みたいになって、場内放送をご担当されていた古川明さんにスピーカー越しに激しく叱られた経験があり、プレーが終わった後のボールはとにかく早めに手放すのがクセになってしまいました。
学生チームから離れて2シーズンが経ちますが、僕はどこのOBでもありませんので完全に外部から無関係な状態で楽しむためだけにペイパービューを買って観戦しています。土日はコーチしている社会人チームの練習や試合もあるので学生さんの試合会場への移動は難しいんですよね。まあ家のソファーで観る方が気楽で快適ですし。でも、もう会場ではビールなんかも売っているらしいのでチャンスがあれば観に行きたいですね。
注目は両コーチングスタッフに知人が多く在籍している早稲田大学対中央大学です。ゲームを同点で終え、オーバータイムに突入。そんなギリギリの緊張感でプレーを成立させるって本当に凄いです。勝ち負けはついてしまいましたが、非常に観る価値のあるタフでハードなゲームだったと思います。中に居るときは「もっと細かいところまでこだわろう!」と言っていましたが、外から観ると出場しているメンバーは誰もがとてもレベルの高いパフォーマンスを発揮し、ミスも殆どせず大きな仕事を成し遂げているように感じました。僕のお店ゴリゴリバーガーでアルバイトしてくれている選手もその中に居たのですがまだ下級生ですし出場は叶いませんでしたけど、いつか戦力として出場したときにはまた見方が変わってお店のみんなで応援するんだろうなと思います。そう考えれば選手たちの親御さんがとても羨ましく思いました。
そして話題騒然、逆転逆転また逆転の立教大学対日本大学のゲームですね。こちらも両方の指導者に友人が居ますのでどちらを応援するわけではありませんが、僕のフットボールに多大に関わりがあった日大はいつも気になっています。生放送では観られなかったのですが、仕事を終えて帰宅しソファーにふんぞり帰って観戦開始です。「ヘイルメリーがどうたらこうたら」というSNSでの情報は見てしまっていたのですがどちらが勝ったかまでは知りませんでした。ロースコアのまま後半になり、ラスト27秒で日大が技ありのタッチダウン。ヘイルメリーって程でもないけどまあコレで決まったと思い込んで観戦をやめ「ドジったな」と立教大のコーチにメールしました。すると「最後までみろや!」と返事が。「え!?」となってちゃんと最後まで観たら凄いシーンが飛び出しました!!
NFLですと、こういう感動的な逆転劇はたまーにありますけど日本のトップレベルでは滅多に起こらない大事件でした。早とちりして失礼しました。
僕自身はヘイルメリーが成功すれば逆転勝ちする側になったこともやられた事も無いのですが、NFLヨーロッパ時代のプレーコールではヘイルメリーパスにいくつも種類があり、練習は何度かした経験があります。その中の1つに酷似した「ターゲットがワザと弾いてトスをあげ、リバウンドを捕る」という作戦だったので現実にそれが成立したことに二重の驚きがありました。投げた人も捕った人も凄かったです。
早稲田対中央もそうでしたが、両軍のプレーのレベルが高くコーチらの考えたスキームに乗った上で個人の技術や勘に知力やスピードにパワーなど、持っている能力をフルに発揮していて(能力がもっと潜在しているなら失礼)その能力で相手を跳ねのけると言いますか倒すと言いますか、とにかくやっつけているなと思いました。投げる走る捕る当たるで「なんだこりゃ」と感じる低レベルの人が全然見当たらないんです。
コーチの考えや作戦の意図を十分すぎるほど理解し、完全に自分のものにして渾身で戦っているなと。ここまで選手の皆さんがしっかり育っていくには指導側も大変なご苦労がお有りだったことは容易に想像がつきます。気持ちは熱く、心は冷静、そして肉体を大爆発させるなんて、一流選手でも常にできることではありません。
とにかく凄いゲームばかりでしたので「関東カレッジフットボールTV powered by イレブンスポーツ」の契約がまだの人も是非ご視聴されることをおすすめします。実況解説陣も段々洗練されてきておりますし見やすく聞きやすく楽しくなっていますよ。3部リーグだったころの僕が憧れに憧れた「自分達とはレベルの違いすぎる一部リーグの選手たち」をそのまま見せてくれるのですから。
そして今節の僕が勝手に選ぶ最優秀選手はもちろん!投げる走るで大活躍、立教大学のQB宅和選手ですね。お父様は僕なんかの同世代ではとても有名だった左腕QBで、お兄さんは早稲田大学でエースQB(こちらも左腕)だったというサラブレッドです。1年生時から先発出場し、場慣れ度はもうベテランの域。終始落ち着いた振る舞いでラストドライブを演出。最後には気持ちに余裕を持ってエンドゾーンへヘイルメリー。完璧でしたね。えげつなかった。

Screenshot

