多聞コラム31oct2013_vol,11「ゴリゴリ多聞、自伝を語る2」小学生たもん将来の夢

「将来の夢」  中村多聞

ぼくは、将来、アメリカン・プロ・フットボーラー(注1)になりたいと思っている。

けれども、野球とちがって アメリカン・フットボールを、みんな、あまり(注2)知らない。

ぼくも、パスとか やろうと思っても、相手がいない(注3)から、ぜんぜんできない。

京都の小学校では、アメリカン・フットボールクラブがある。そんな小学校(注4)はいいな。

野球のチームみたいに、フットボールのチームが、この学校にあればいいのにな。

そして、今はできないけど、高校に、なるとアメリカン・フットボールクラブに入って正選手になって、インターハイに出場して、大学では甲子園ボウルに出場したいと思う。

これは、思っていることだから、できないかもしれないし、できるかもしれないことだ。(原文そのまま)

以前に僕のSNSで公開して多くの反響を頂いたものなんですが、小学生の頃のお話のシメにこのリアルな卒業文集(注5)をお披露目しようと思いました。

 

何しろアメリカに憧れて、アメリカの生活スタイルがカッコ良く見えて、雑誌(注6)やテレビでしか得られない少ない情報でアメリカを楽しんでいた記憶があります。作文の前半は学校批判に終始していますが、コレは学校にフットボールを持って(注7)くるな。スケボーで学校に来るな。フリスビー(フライングディスク)を学校に持って来るな。自転車で学校に来るな。いたずらするな。遠慮しろ。整列しろ。鬼ごっこでハードタックルするな。子供だけでプールに行くな。公園でウイリーの練習するな。落とし穴掘るな。チャイムが鳴ったら教室に戻れ。と、毎日毎日窮屈な先生らにアタマを押さえつけられ、変人扱い(注8)され続けた小学校ライフに柔らかく反抗している生意気さはこの頃から備わっていたようです。

ご存知のとおりインターハイにも出てませんし、甲子園ボウルも3回観に行っただけでした。本人が言ってる「プロ選手」というのはNAKAMURAと書いたジャージーが全米で売られているような選手(注9)になるという意味で、プロで契約をする。を夢として設定したわけでは無いので、何一つ夢を叶えることが出来なかった哀しい自分を悔やみ、ひとり部屋で泣く事があります(注10)。

プロになりたいという強い気持ちはありましたが、何から始めれば良いのかすらよく分からない訳で、2年強続けた必死の受験勉強を経て清教学園中学校に進み、僕の心技体を大きく支えた人物に出会います。

つづく

  1. なんちゅう言葉やねん
  2. あまり知らないどころか全然知らない
  3. 相手は居た。居ないっていうのは同じ志を持った友人が居なかったという友達批判
  4. そんな小学校があるかどうかはわかりません
  5. たぶん卒業文集
  6. ポパイ、スポーツノート、など
  7. 前回の親にねだって勝ってもらった線無しプロ用ボール
  8. 結局、学校の先生には殆ど嫌われる生き様です
  9. ジョーネイマス、テリーブラッドショー、ジョーモンタナ、そんな感じ
  10. 完全にウソ。でもコレはまた後に出て来るお話しです。
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