多聞コラム20aug2015_vol,108 人間は健康あってこそやで

【1】

2013年9月から2年ぶりにトレーニングセンターの会員になりました。2日連続でウェイトトレーニングなるものをやってみました。とりあえずウォームアップから開始です。自分がどの種目で何キロを何回挙上できたのかはギリギリ記憶に残っているので、以前なら軽~く10回は動かせたハズの重さにチャレンジ。1回目。何とか上がりました。2回目から急にキツくなって、3回目には「もうこれ以上無理や!やめとけ!」と脳みそに誰かが指令を出しています。でもさすがに3回って事は無いだろうからと4回目。意外と挙がります。5回目も挙がります。結局当初の予想どおり10回は楽に終えました。つまり!いつも僕が唱えている「気持ち」や「ハート」がいかに行動を変えてしまうのか!という事なのですね。本当は続けられる能力があるかもしれないのに「もうダメだ!」と思ってしまうとそこで辞めてしまう。しんどい時にこそ「まだイケる!」と心底思える事が競技者としてまず必要な条件なんですねー。現役から退いて今年で9シーズン目。僕の戦うハートは完全に消えてしまったのですね~。今更トレーニングして何を目指すの?と自分自身に問いかけた所で何も答えはありません。皮下脂肪が分厚く乗り、小走りすら出来ないのはマズい!と数年前から思い続けてはいますが中々運動を継続できません。選手を引退してから何度も何度も決心すれど途中で断念。運動より重要な事が毎日次から次へと発生してしまいます。「運動できない理由忙しいから」って完全に敗者の方程式ですね。

10年ほど前、友人が重い病気になり現在はある程度回復して日常生活を送っています。しかし彼が病に伏せている時僕に何度もこう言いました「タモンよ、人間は健康あってこそやで。金なんかナンボあっても健康じゃなかったら何にもオモロないで。せやからタモンも健康には注意しいや」と。彼は一生を過ごせる財は既に稼いであり、お金には全く困っていませんが毎日病気と向き合って生きています。スポーツがバリバリ出来るほど健康で、好きな車を買いまくれるくらいのお金があるような人物になる事が僕の引退後の目標でしたが全く達成できていません。

現状を見つめ直し、何が足らないのか?を検証していくとフットボールで頑張っていた時と明確に違う点がある事に気づきました。そうです「気持ち」と「ハート」が全然違います。現状だと何とか飢え死にせずに生きて行けているので「まあええか」という甘い道に逃げています。でも世の中そんなに甘くありません。頑張りが足らない者に素晴らしい結果など降り注ぐわけがないのです。フットボールではあれ程までに脇目も振らず食べたい物も食べず目標に向かって全てを捧げてこられたのに、金儲けではぬるま湯に浸かったままです。これじゃあいかん!という事で金儲けより得意な体力アップ(主に健康体奪還)を目指すも、具体的で手に掴めそうな丁度良い目標が見つけられません。でも「これ以上もう無理や」と思うほども頑張っているわけではないので気持ちのスイッチをガツーンと入れるきっかけを掴む為、まずはトレーニングから始めてみたというワケです。ちなみにこのトレーニング場ですが港区(東京都)が運営している公共施設なのです。区民なら1回500円で使えます。建物も新しくピッカピカ。器具や設備も新しく清潔。僕が行く平日の昼間はマニアックなマッチョマン軍団などは居らず年配の方が健康の為に集まっている若干ウェルネスっぽい雰囲気です。このような施設は月会費1万円ほどは取られるのが普通ですが1回500円だと20回も通えます。とりあえず今、身体中が筋肉痛でつらいです。いつまで続くか楽しみです。

【2】

既にNFLはオープン戦が始まっており、いろんな情報が飛び交っていて楽しくて仕方ありません。そしていよいよ日本のフットボールシーズンも始まります。関東のXリーグではシルバースターとライズにアメリカ人クウォーターバックが入団したそうな。どんな暴れ方を見せてくれるのか非常に楽しみです。テレビ放送が無いので会場に行くしかありません。で、会場で観戦を楽しむ時には必ずチケットを買って入場するようにしています。招待券なども頂く事が多いのですが、やはり休みの日に好きなフットボールを見るからには大声で叫んだり楽しみたいワケです。アマチュアスポーツとは言え、入場料を取るからには興行。そこに招待券を持って無料で観戦していてはゲームの価値と入場料金のバランスが保てません。お金を支払って観戦している客には応援する義務などなく、他人に迷惑を掛けずルールやマナーを守った上でその場を楽しむ権利が与えられます。チアリーダーの合図に合わせて声を出したり器具で音を立てたり、いいプレーがあれば騒いで拍手して、悪いプレーがあれば残念がったり時には野次ります。感動すれば涙も流しますし、怪我人が出れば冷や汗をかいて心配します。この楽しみ方、無料で入場していてはダメなんです。タダじゃ楽しめない。1000円でも5000円でも映画や遊園地と同じで楽しむ対価として財布からお金を出す事が重要なんです。つまんなくて「金返せー!」なんていう事もあるでしょうし、今日は特別楽しめたなと思える時もあるでしょう。ゲームを楽しみ過ぎだ、騒ぎ過ぎだと注意されるような事があれば半券を見せて「今日は楽しむために来ています」と言います。ゲームに関係無い話で騒いでいるならマナー違反ですが、ゲームに反応して楽しむのが僕の数少ない趣味の一つです。サードダウンでパスが投げられたら自然と立ち上がって声が出ます。黙って座っていられる方がどうかしてると思います。シャイにも程があるでしょう。本来フットボールは見て楽しむように出来ています。日本では運営サイドの「見せ方」がアマチュアなんだからという理由で、しっかり工夫した演出が殆どありませんが、アメリカ人選手(*注)が増えてくれば楽しめるシーンがグーンと増える筈なのでとても楽しみです。細かいルールなんかわからなくても、僕らと一緒にフットボールを観戦すればとても楽しいですよ。「静かに見るべきだ」なんていう意見も多くあるようですがね。

注釈:アメリカ人選手は、過去の実績が記録でしかわかり得ないのでどんな能力があるのか、特徴があるのか、どういうゲームを経験してきているのか、などなど全くわからない事が「ジョーカー」として楽しめます。実力なのか、マグレなのか、最初だけなのか、根性はあるのか、気が荒いのか、協調性はどうなのか、米国ではどのくらいのレベルだったのか、ピンチに強いのか弱いのか、サッパリわからないので、最低でも5年くらいはプレーして欲しいですね。凄いアメリカ人を攻略するために日本人が努力し、どんどん日本人選手が磨かれていく様を期待しています。

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