NFLコンバインで松井選手(富士通所属WR)が4.41を叩き出しましたねー。まだ25歳で体も大きいですし、ライスボウルMVPですからスキルレベルは日本最高なのは間違いありません。今後も楽しみに情報を待ちたいと思います。
さて今から15年ほど前、お店の経営とフットボールをやっている自分にとってとてもフィットするこんな言葉に出会いました。
「小さいこだわりの積み重ねこそが完全で大きな仕事を成し遂げる。安易な妥協は結局クオリティを落とすことになり、ひいてはそれが失敗に繋がる」
というものです。思い出してみると、弱小大学チーム時代はそれはそれなりに全力で活動していたつもりではありましたが、今になって考えると安易な妥協ばかりだったなと。その後、小さなこだわりを積みに積んで日本で最も大きなトロフィーを貰う事が出来ました。ですからお店の経営も同じように小さなこだわりを積み重ねて成功したい!と心から願い努力しているのですが、何年経っても経営ってのはなかなかうまく行きませんねー。
では今回はタイトル通り久々の「タモン式教本最強RBへの道シリーズ」ということでその中でも細かいテクニックやスキル向上、ドリルの方法などではなく考え方や心の置き所などを中心にご説明してみたいと思います。シーズンが始まり試合をしていく中で若者たちは色んな悩み事を抱えています。彼らと会話をしていると20年以上昔に自分が経験して通ってきた道をそのまま走っていて、困りごともだいたい同じなんですね。今より上手くなりたい、試合でもう少しでも良い仕事がしたい。でも簡単には自分を変えられない。わかっちゃいるけど習った通りに作戦の役に立つ働きができない。身を挺してQBやチームを守る時に心が躊躇してしまいつい逃げ腰になってしまう。などなどです。
殆どのスポーツ上達において、ランニングバックも同じだと思うのですが、求めている結果によってやらなければいけない量や質に違いはありますが、どのようなレベルでもクリアしなければならないラインだとか基準になる位置というものがあるでしょう。プロのリーグ、社会人リーグ、学生リーグ、それぞれの中にもレベル差があり、自分は今どこの何を目指しているのかでアプローチの種類も量も違うでしょう。
そういった中で自分に足らない事はなんだろう?と考えることがあると思います。10人いれば10通りの悩みがあるでしょう。よくあるのは「体が細い」ですかね。そして「パワーをもっと手にしたい」でしょうか。また「もっと速くなりたい」なども多くの人が考えるポイントでしょうか。これらに関しては「小さいこだわりを積み重ねれば」目標に向かって結果が出続けることですので、まだ結果の出ていない人は単純にガッツが足りないだけですね。やってないだけ。家柄もセンスも遺伝も体格も学歴も何も全く関係ありません。決めたその日からどれだけ積み重ねられるかだけです。
でも「うまくタックルしたい」「うまくブロックしたい」「ボールの捕球を上手くなりたい」「うまく走りたい」という複合した動き、尚且つ相手のあることに関しては簡単な仕事ではない事を知らない人はいないと思います。
そこで悩める若者たちと話していくうちに、個人差はありますが彼らには抜け落ちている箇所がチラホラ見受けられるのです。僕の場合のうまくなっていった順序としては今になって冷静に思い返すとこうでした。
【①上の世界に憧れる】自分の下手さや環境が辛くて悔しいけれどどうしようもないのでとにかく上に行きたいと願う日々を過ごす。
【②目標を定める】自分より少し上手な選手と同じ評価を得てそのうち追い抜く。を繰り返していく。打倒誰々を成功させてもまだまだ上があるので満足しない喜ばない。
【③憧れる】とにかくそのレベルに行くんだ行きたいんだという思いが24時間365日全身から湧き出てきて、上の人たちに憧れてヤキモチを焼く。甲子園ボウルなどレベルの高い試合のビデオを毎日見てしまう。
【④自分を知る】目指している人たちと自分との差を全ての面で把握する。体力的な数値からスキルなどの全て。セルフスカウティングですね。
【⑤計画を立てる】体力的な面で目標の人たちを追い越すまでの鍛錬計画を綿密に立てる。
【⑥取り組む】とにかく1ミリでも効果があるような気がしたら、効果があると聞いたら、全部徹底的に取り掛かってやり続ける。
【⑦耐えて待つ】すぐに効果や結果が出なくても耐えて待つ。
【⑧自分を信じる】なんの根拠もなく「自分は必ず上に行くんだ!行けるんだ!」という謎の自信を持って自分の未来を信じる。
となるのですが、関わっている選手の皆さんは目標もぼんやり、未来の自分像もぼんやり、計画もその日その時、待てずに即効性のある事に強く関心を示す、な感じなんですよね。これって僕が20年以上続けているダイエットと同じで、気分次第でとりあえず痩せたいと思っているだけの甘い考えですよね。お金もかけず辛くもなく、すぐに痩せるクスリや方法を欲しがる感じです(笑)。
自分はどのリーグでどんなトロフィーが欲しいのか?どんな表彰台に立ちたいのか?何色のメダルが欲しいのか?またまた他人との比較ではなく、自分の記録をどこまで伸ばしたいのか?など目標の立て方は自由だと思います。
そして現在の自分はどんなもんやねん?と。数値で表せる事は数値でハッキリと把握する。日本最高のレシーバーである前出の松井選手は40ヤードを4.4です。チームのサイトでは体重が書かれておりませんがまあ推定で90キロで考えたとした場合、松井選手と並ぶ(または抜く)にはどれくらい何が必要かわかりますので、自分と比較していつまでにどれだけの事をしてどのくらいの結果が必要かハッキリとわかりますよね。これだけのタイムを出そうと思うと陸上スプリントの練習も不可欠です。ようやく日本でもフットボールとウエートトレーニングだけじゃ丸っ切り足らない時代になりましたね。
今は日本最高の選手を「マト」にしなくても、同じリーグの自分より上の選手でも良いのです。その人のスペックを調べたり直接聞いたりして、とにかく目標設定の基準値にすると頑張りやすいです。
最強のRBになるにはまず自分より上にいる人の数を数える。その人らの性能や凄さを知る。そしてその人らを打倒するために対策を練って実行に移る。自分なりの小さなこだわりを貫いて待っていれば、やがて光は見えてきますというお話しでした。まあどんなことでも同じようなもんですね。僕もお店の繁栄のためにコレをよく読んで頑張りますので皆さんも頑張ってくださいね。
タモンズスタイル30sep2022


