新しく習い始めたスポーツがあると前回書きましたが、2回目の練習がありました。とても難しくて中々コーチの言うように出来ません。何度やっても「違う違う」と言われるのです。自分ではそれなりに一生懸命言われた通りにやってるつもりですが、なんで上手くいかないのかがサッパリ理解できませんしうまく行っていないことは認識しています。「えー?どこがあきませんの?」とヘタクソ特有の勘違いもしていません。とにかくうまく行かないんです。
他にもコーチの言ったことが聞き取りにくかったり、意味を解析できなかったりで聞き逃しをしてしまっています。数回は「もう1回言うてください」「今のどういう意味ですか?」と言えても何度も何度もとなると少し遠慮して言いにくかったりします。「わからん時は質問しろ!何度でも聞き直せ!」なんて言ってますが、聞きづらいもんなんですね。これが習う側の気持ちかー!と学びを得ています。
今習っているのは練習のための練習で、基礎の基礎。本来なら体力もさほど使わないのだと予想されますが、僕がやっていると数百キロのバーベルを担いでスクワットしている時のように疲労困憊、脈拍も上がり呼吸が乱れ汗も滝のように流れ出しています。コーチも「アンタこんなぐらいでなんでそんな疲れてんねん」という感じです。
立っているのすら辛くなり限界に近づいたところで「水を飲みます」と休憩の意思表示をしました。その間にコーチがお手本を見せてくれたので、背後に立って動きを模写してみました。タイミングや力の入れ具合など目ん玉と脳みそで録画できるだけ録画しました。そのあと目を閉じてコーチの動きを思い出して脳内で再生。息を整えて精神統一し気合いを入れ直し再度挑戦。
大して上手くなっているわけではありませんが、さっきよりも圧倒的にやりやすくなりました。どうすべきかが少しわかったからです。「上手い人の動きを見て真似る」ことでランニングバック術を磨いてきた僕ですが、それを言語化したところで一部の人を除いて殆ど伝わらない事をここ数年の経験である程度わかっていましたが、自分で試してみたらここまで違いが出てしまうのかと、大きな発見になりました。冷静な時に考えればあたり前の事ですしわかりきっているので新発見ではなく再発見ですかね。
今回の僕のトライアンドエラーからの再発見を早速ランニングバックの指導に使ってみることにしました。普段は全く鍛えるどころか運動もロクにしない53歳の体重120キロですが、フルスピードからいくぶん割り引いたスピードなら動けなくもないので、選手たちにお手本というか「こういう感じね。スピードとパワーは割り増ししてや」と言って動きを見せることをしてみました。これまでも、必要な時だけですがたまーに防具を付けて選手に当たられる役だったり今回のようなお手本の披露をしていたので、防具も一応新しいものを数年前に買っていたのです。使うのはまあ年に1、2回程度ですが。
彼らがキレた動きではない年老いた僕のお手本を見て、口で説明しているだけよりも少しでも学ぶ量が増えていれば良いのですけどね。ゆっくりしか動いていないのですが、古傷の膝関節は帰路の車中で猛烈に痛くなったり、翌日はオデコのヘルメットが当たっていた部分がヒリヒリ痛かったりと現役時代に味わった地獄の日々を思い出しかけて吐きそうでした。ま、いずれにしてもあと20キロは減量しないとそろそろ日常生活にも支障を来しますよね。でも運動も減量も苦手だし嫌いなんですよねー。
そしてエックスリーグSUPERが開幕しましたね。注目のIBMビッグブルー新加入のプレスリー選手はランニングバックとしてのプレーではまだ元プロっぽい結果は出しておりませんが、キックオフリターンで日本じゃ見た事ないようなエグい加速で無人になったフィールドをそのまま駆け抜けエンドゾーンまで行ったのですがタッチダウンする前に喜びを表現してしまいました。この行為は相手への侮辱扱いで「スポーツマンシップに反する」という重罪として裁かれますのでその地点でプレーが終了+罰退を受けました。僕もかなりビックリしました。
これ、僕自身も経験がありまして、僕の場合は独走中にワザとではなくもうすぐエンドゾーンなので減速しただけなのですが「ステップを変えた」となり反則とされました。しかし、タッチダウンは認められて次のキックオフで罰退15ヤードを頂戴しました。後日に反則ではなかったと訂正されましたけど。あれから10年以上も経ってますしルールは変わってるんですね。ルールの勉強が甘かったです。しかしタッチダウン取り消しとはかなり厳しい判定ですね。自動車免許なら「一発免停」てところでしょうか。ゲーム中は興奮状態ですからアドレナリンが出て、正確で冷静な判断が出来ない事もあるでしょう。こういう事の無いように皆さんもご注意くださいね。
来日後初試合での活躍ですし、はしゃぐ気持ちもわかりますがエックスリーグはプロリーグではなくあくまでもアマチュアのリーグ。観客や視聴者の満足度を最優先しませんので仕方ありません。IBMビッグブルーには「エックスリーグ」に慣れた米国人が複数名在籍していますからそのうち隅から隅まで色々と教えてもらえるでしょう。
「いやいやそれはランニングバック担当コーチのお前が教えとかなアカンのんちゃうんか?!」というお叱りもごもっともですが、練習生とは言え5つものNFLチームを経験してきた人に興奮状態の制御を指南するのは僕の英語力じゃ不可能です。尚且つこの日は試合会場に行かずネット観戦しておりましたすみません。彼にはゴリゴリバーガーのTシャツをプレゼントし、美味しいバーガーを食べさせておくので、次節以降の活躍を期待しましょう!!
最後に、立命館大時代に甲子園を制したランニングバックの西村七斗選手が数年間のブランクを経てようやくエックスリーグデビューしてくれましたね。ランニングバックマニアな僕の見立てでは近年の学生界で最も凄いランニングバックのひとりだと思いますし彼の走りは大好きです。プレスリー選手は当然ながら、西村七斗選手の活躍もフットボールファンとしてこっそり楽しみにしています!では今週はこんな感じでおしまいです。
タモンズスタイル11sep2022

