シーズンが開幕しました!僕がコーチしている電通キャタピラーズは最終クォーター残り2秒?0秒?とにかく最終プレーでキックが決まってギリギリ勝利。ひと安心です。ランニングバックらはまだ実戦に慣れていない初戦ではありますが、全員練習通りのパフォーマンスを発揮して目標達成でこれまたひと安心。ここ数年は試合数も少なく、練習回数も色んな邪魔が入って減ってしまったりでしたからね。
さて今週はそれほど大きなテーマは無いのですが、僕の日常で色々なことがありましたのでそれをお話しさせて頂こうと思います。僕のは取材記事ではなくあくまでも「コラム」ですので頭の中にあることを出す。でやってますのでよろしくお願いします。
コロナ騒ぎが終焉に近づき、国から国への移動にも規制が緩和されてきましたので、カリフォルニアで暮らす2人の娘が里帰りしてきました。実は2人とも日本で歯の治療をするのが最重要目的で、アメリカだと歯の治療費がめちゃくちゃ高額だから飛行機代金払っても日本の方が安くつくらしいです。既に就職して会社員の彼女らは日本時間の早朝や夜中にガッツリとビジネスマンとしてパソコンや電話で仕事をしていました。学生時代だと休みで帰省してきているので、お店の手伝いなんかもたくさんしてくれたんですが、既に大人になった彼女らは家事手伝いの義務が消失していることをちゃんと知っており、ほんの数時間しか手伝ってくれませんでした。まあ仕方ありません。姉妹2人が順に3週間ずつほど帰省してきていましたが既にアメリカへ帰ってしまったので、家はガランとして寂しくなってしまいました。
さて次に僕自身の動きですがアメフト以外では2つあります。ひとつはお店のリニューアルオープンです。コロナ禍で顧客のお店に対する要求が変わってきた事に対して少しでも適応するためです。移転や業態変更を繰り返してきた僕のお店ですが今は六本木でゴリゴリバーガーというハンバーガー店を営んでいます。お店のコンセプトはズバリ「僕の好きな物だけ売る」です。 NFLの試合や情報番組を(生放送だけは日本のフットボールを)複数のモニターで放映し、野菜なしのバーガーとクラフトビールの種類をたくさんラインナップ。「自分が通いたい店」という想いを貫いています。とはいえお寿司やお蕎麦、鰻屋さんのような歴史ある安定した老舗形式ではありませんので時代に合わせた変化が常に必要になってきます。鉄板焼き屋から改装して6年が経っていますのでそろそろマイナーチェンジの時期かと思いまして。どんなふうに変化したかは、お店の商品を目当てにお越し頂いている方にしか関係ない部分ですのでここでのご紹介は割愛させていただきます。前より少しだけですがステキになりましたよ!
ふたつ目の動きとしまして、コーチ業に携わって今年で7シーズン目。指導カリキュラムに関しては日々アップデートを繰り返しており問題は無いのですが、僕が非常に苦手とする「指導の仕方」にもいよいよ注目してみようかと思い、あるスポーツを習い始めました。「指導の仕方」というのは現在とても流行っている「褒めて伸ばし作戦」だとか、「多様性を認め自由に作戦」だとかのアレです。
それは全く未経験で触りもしたことのない珍しいスポーツです。自分が全く出来ないし知らないことを習いに行く事によって、ヤル気は大いにあるが上手くならないヘタクソな人の気持ちを再び経験し、そういう人にはどうやって教えるのか?!を体感するのが目的です。甘く考えていると怪我したり命に関わる事もあるでしょうから、ある程度はルールを遵守させたり間違いを正したりなど、指導する側のプロフェッショナルさを直に学ばせてもらおうと。まあでもとにかくそれをやってみたかったし上手くなったら良いなと思いまして。まだ1度しか習いに行ってませんので写真などありませんし、またそのうち追々ご披露できれば良いかなと思っています。
で、最後はアメフトシーズン開幕の話に戻るのですが、第1節に行われたゲームをたくさん見ました。そこで凄く感じたことですが、意識すれば簡単に出来る、普通に出来るはずのこと、皆んな出来るはずの当たり前な仕事、を11人全員がやり遂げられなかったり成功させないチームが負けちゃってますね。
ゲーム中に劣勢のチームでも11人全員がキチンと出来ているプレーに関しては強い相手だったとしてもうまく行ってますし、その逆も大いにあります。まだプレーが終わっていないのに自分が何をすべきなのかわからないのでしょう、動きを止めてしまっている人(よく言う笛が鳴る前に動きを止めているってやつですね)の多いチームは必ず敗北。そしてヘタクソや若者ほど小難しく複雑な作戦が好きですが、プレーの始まりから終わりまでの数秒間、想定内の時はまあまあキチンと仕事を遂行していますが、想定外のことが起こってからは頭と体が止まってしまうか正しく仕事が出来ないかが多く見受けられましたね。
フットボールの競技特性として全ての選手にプレー毎に最初の動きや狙いを細かく命じられています。僕の大学時代のようにレベルの低すぎるチームの場合はこの部分をそもそも練習していませんし訓練されていません。よって理解もしていなければ遂行しようとも思っていません。それぞれの考えでプレーしているだけです。
これが高いレベルのチームになってくると最初の1歩目の距離や幅、角度にタイミングに強さなど全て規定されています。これはとても重要です。中堅チームはこの部分の練習を疎かにしがちですね。しかし、もっと重要なのはその少しあとの動きです。自分の動きに対して反応した敵の動きに対してこちらもアクションする必要があります。この部分の「賢さと上手さ」を持つ選手が少ないとどうしても強いチーム相手に連勝する、つまり優勝までには至りません。
どんなことが起こってもその時に考えられる中でベストな仕事を選択して遂行出来ないのであれば結局それは良い作戦と言えないと思います。机上の作戦数は少なくても、作戦の始まりから終わりまで仕事をしっかり遂行できる対応方法、いわゆる「引き出し」を多く持っていればそれが作戦数の豊富さに繋がるのにな。なんて考えながら娘らが居なくなって静かになった家でひとり日本のフットボールを見ながら思ったことでした。
今週末はエックスリーグスーパーも開幕。僕のお店「ゴリゴリバーガー」とパートナーシップ契約をしているIBM BIG BLUEにNFLのプレシーズンでタッチダウンを記録したことのあるランニングバック「Jhurell Pressley」が加入しているのはもう皆さんご存知のことでしょう。名前をネットで検索すると山ほど情報が出てきますよ。僕もフットボールファンの端くれとして本物のランニングバックがどんな活躍をしてくれるのかが非常に楽しみです。大注目しましょう!
タモンズスタイル1sep2022
