多聞コラム21feb2018_vol,199 「タモン式教本24」上手くなるコツなんてありませーん

 このコラムでも「最強ランニングバックへの道」シリーズで基礎的な考え方などをご紹介していますが、実際に生で指導してくれ!というご要望にお応えする為に年に数回ではありますが単発のクリニックを開催させて頂いております。「最強ランニングバック」というくらいですから、今よりもう少し上手くなろう!という企画ではありません。最終目的はリーグを支配することです。そのズーーーっと手前には今より少し上手くなるという小さな目標もありますが、あくまでも「リーグ最強」を目指す人向けの企画なのです。

年末から年始にかけて関西、そしてもちろん東京でも幅や深みが違ういろいろな「タモン式ランニングバック養成所」を開催しました。また、特別編として早稲田ではない大学や地方リーグ、社会人チーム、個人、と色々とオフ中のシゴキ企画に精を出しています。

そういう場所でどんな内容の指導をしているのか? ウチにも来てくれるのか?などとよく質問されます。はい、まず僕が所属しているチームと同リーグで無ければどこでも指導しに行くことは可能です。そして「どんな内容?」ですね。

でもとにかく最初に「コレを習ってもスグには上手くなりません」とお伝えしています。クリニックでは「やる事」と「やり方」と「考え方」をお伝えするだけなので、それだけでは微塵も上手くなりません。自身の練習場に持ち帰り、どこの誰よりも反復して猛練習せねばなりません。

どうしても目新しい指導者と話す機会があると「コツ」を聞きたくなる気持ちは痛いほどに十分理解できます。僕もその「コツ」で試合での活躍量が変わるなら是非とも伝えたいと思っています。しかし残念ながら決定的な「上手くなるコツ」というのは思い当たりません。

スポーツや武道、そして勉強や仕事でも習いたての最初は右も左もわかりませんので早く慣れたりマスターする方策は無いものか?と必死で模索します。生真面目さに欠ける僕の性格ですとそれは顕著に現れます。ズルしてでもこの苦しさから逃れたい。先輩たちのように涼しい顔して終わらせたい。と心の底から願い、なんとかして楽な近道を探そうとします。

コレまでもスケートボードやサーフボードを上手く操るコツ、スキーでキレイにカーブするコツ、オートバイや水上バイクをうまく操るコツ、いろいろな経験を経ましたが、指導できる人から少しやり方を聞いてあとは遊びながら練習。遊んでるので失敗し放題。何度も何度もチャレンジしてたまに成功。そして段々と安定してマスター。通常はこの道筋を辿るものです。でもフットボールは大抵の場合他人との接触や激突があり、疲れや痛みも出るのでそれほどの数を反復練習しない人が物凄く多いのですね。チーム単位で活動しますので個人練習の時間が用意されていない場合も大いにあるでしょう。

しかし業界全体の上達希望者が「とにかく出来るまでやる」という上達の原理原則を守っていない事も否めません。そういう人は自分のできそうな事にだけ興味を持ち注力します。苦手なことには蓋をして知らぬ顔。こんな事ではマイナースポーツからの脱却などできませんし、そもそもそれでは「最強」にはなれません。

それほど苦労なく、何か手軽な方法で上手くなるコツ教えてくれへんかな?という要望が多すぎます。でもやっぱりそういう方法は無いんですよね~ランニングバックは。恐らく他のポジションでも。とは言え、その中で「コレだけはぜひ出来るようになっておけば随分と活躍の幅が広がるはずですよ」という曖昧で弱い「コツ」は幾つかご用意してあります。

しかしそれを実行するには

①強靭な意志と体力

②全然怖がらない勇気

③日々積み重ねて得た知識

④やるべき事をやれる正確さ

が必要で、この4つが無いとそもそも何も始まらないという事なのです。

1番と2番はフットボールを始める前から備わっている人も多くいます。3番と4番はフットボールを始めてからでしか備えられない事です。

強い意志と体力を擁し勇気を振り絞り、目玉を見開いて全速力で密集に何度も突き刺さる事が出来るのであれば、リーグを支配する方法を「タモン式」がレクチャーします。そこで指導された内容を積み重ねて自分の中で知織化し、整理して適切なカードを切る。コレが活躍や上達の「コツ」です。が、そんなことは少し考えれば素人でも理解できます。

「今より少し上手くなるコツ」であれば数百通りのコツをレクチャー出来るのですが、僕は甘ちゃんのヘタレを指導するためにコーチしているのではありません。

どれだけ頑張っても自分だけではこれ以上上達しそうにない。どんなに大変でも良いから教えてくれ。という選手の役に立つ為に活動しています。レベルは問いませんが「心から上手くなりたいと思っている人」のお手伝いがしたいのです。過去の自分がそうだったように、暗闇から光が見え、ギランギランにスポットライトが当たる場所に行きたい。その為の努力は厭わない。というド根性ファイターであれば「コツ」を教えます。

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