多聞コラム26may2015_vol,94 練習後の走り込みなんか無理のはず

練習後の走り込み

こんにちは。今回は昔よくやった「練習後の走り込み」などについて考察してみました。体力技術ともにリーグでもトップクラスまで「自分自身を高めた事のない」トレーナーやコーチの意見とは大きく違っているのが僕の特徴ですので、最新式のアタマデッカチなヌルい理論で現役時代を全うするのが目標の方は読まないでちょうだい。これはトレーナーやコーチからは逃げても、自分自身と神様からは逃げない僕ならではの考え方です。

《体力増強用の過酷なトレーニングは1人でやる》

僕の場合、普段から誰よりも威張っているのに少しの走り込みでへバッているところをチームメイトらに見せるワケにはいきません。またそのために見栄を張って無理をすると足首を捻挫するなどの事故が起こりしばらく運動出来ないと言った本末転倒となってしまいかねません。他人が吹く笛の音で走りまくると、しんど過ぎてついサボっちゃうのでこの走らされている時間が全く無駄になります。そしてしんどく苦しい中で変なフォームで走るクセがつくと、日頃努力しているフォーム作りが無駄になります。いやいや仲間同士で励まし合って1人では乗り越えられない壁でも皆で一緒に頑張れば前に進める。という甘っちょろい理屈は初心者や子供の寝言です。目標がハッキリしている大人であれば、励まされようと邪魔されようとヤル内容もデル結果も同じで無ければね。誰が決めたかわからない何となくしんどくてキツい走りモノで全員が強くなるハズは無いのです。教室に生徒が100人居るクラスより、個人授業や家での自習の方が身になりやすい。の理論です。

《(1)走り込みと、(2)走り方の練習と、(3)ランニングバックの走る練習は全く別物》

  1. 平日は仕事や家庭で多忙な社会人選手の運動不足を補う事が目的の走り込みは、本当に普段運動不足な人だけでやってもらえば宜しい。筋力や持久力、そして心肺機能の強化は土日にチーム練習と一緒にまとめてヤルより毎日やりましょう。
  2. 走り方の練習とは、あらゆる速度域でのフォームの改善によるスピードアップを目的とします。元気でフレッシュな状態で時間をかけて行わなければダメですのでゴルフの練習などに似ています。その為には前回や前日のトレーニングの疲れを持ち越さずほぼ万全の状態で臨む事が重要です。つまり試合と同じコンディションが求められます。神経伝達の訓練は長時間の集中力維持が課題となるので基礎的な体力と集中力強化(つまり脳みそや感情のコントロール)が必須となります。そこは走り込みで鍛えておく必要があります。練習をこなす為の体力作りですね。僕の分析では綺麗なフォーム(肩の力を抜き背筋を伸ばし大きな歩幅など)で走る事が出来れば早く走れるようになるという事になっています。これまで自己流で培ってきたフォームを改造するのは非常に大変ですが、陸上のトップ選手でも少しの気の緩みでフォームが崩れたりするワケですから、重いヘルメットと防具を担いで片手にボールを持って競技する僕らは色んなものに集中力を削がれますので、どうしても敵と対峙した時に自己流に戻ってしまいがちです。そこを日々の訓練で新しいフォームを「脳みそと身体中の神経」に埋め込まねばなりません。追いかけられたりピンチの時には、体に力が入ってしまい勝手にブレーキがかかってしまうのが自己流の弱点です。どんな時にも良いフォームで走行できるようになる為には今日からクセを付けていく訓練をしましょう。
  3. そしてランニングバックの走り方は加減速プラス方向転換が前提となっているので、陸上のスプリントとはまた違った技術が求められますが、スポーツの基本である「走る」というシンプルな基礎を徹底的に練習しておかねばランニングバックで天下を狙うのはとても難しい目標になってしまいます。

とゴチャゴチャと練習後に走りたくない言い訳を書きましたが、結局のところ60分間の試合でも時計はしょっちゅう止まるので3時間を超える競技中に何十回タックルされても怪我せず最後まで元気に戦える体力は必要です。

時間の制約がある中で体力を付ける為には、チーム練習を思いっきりヤル事に尽きます。コーチが決めた線までではなくもっと遠くの自分が決めた線まで走る。笛が鳴ろうが鳴らまいが膝を付いていないボールキャリアはエンドゾーンまでしっかり走る。何なら転けたあとでも立ち上がって走っていく。最強RBへの道でも説明した通り、チーム練習中は頭を使い続けた上に全力でプレーするのでチーム練習の時ほど頭と体に負担が大きい活動は無いわけです。いい練習が出来ていればたいてい練習の最後に行われるスクリメージが終わり次第ヘトヘトで、そこから体が動くはずなど無い!と僕は思うのです。

にもかかわらず!!全ての練習が終わったあとに「走り込み!?」どうすればそんなエネルギーが残ってるの?もしそれが普通なら練習メニューが悪すぎる。または体力が有り過ぎる。でも体力が有り過ぎるなら別に走りこむ必要など無いわけで。

つまり、殆どのチームの練習が作戦を上手にこなす為だけに時間が使われているのではありませんか?そんなのはミーティングとそれに付随するウォークスルーで完結させておかねばなりません。作戦を上手にこなすというのは「相手はもちろん味方もビックリさせる程の魂を込めたプレー」の事を言います。

しかしその事には薄々気づいているので「頑張っている的」な思い出というか印象を残す為にしんどい事をやっているだけだと勝てません。何となく頑張っていれば神様は僕らに微笑んでくれる。なんて呑気に考えているのでは無いでしょうか?神様は自分自身以上にこっちを見ています。そしてライバルの事も見ています。自分がどんなに頑張っていようとも、もっと頑張っているライバルと比較された時、こっちに微笑んでくれるかどうか。頑張りどころはミンナと一緒に声を出した量ではなく、実際にやった量で決まります。練習後にハードな走り込みが出来るようなスクリメージへの取り組みじゃあ、中々しんどいんじゃないかなと思いますよ。

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